日本人はカニが大好き。
高級蟹のハナサキガニは、北方領土の海域で獲れる。
しかし、公には
違法な操業でとれたもので、それが流通している蟹のほとんどだとは、言えない。
ソ連の千島強奪を認めない。そして現ロシアの領有も許さない。その立場からすれば、密漁ではなく、漁民の当然の行為とも、言えなくはない。
日本、ロシアのカニの密漁を阻止する決意示す
2014_09_23
日本政府は遅まきながら2012年9月にロシアと結んだカニの密漁・密売取り締まりに関する合意を年内に発効させる構えだ。日本の漁業当局が発表した。
2012年、ロシアと日本は、ロシア産のカニに合法的に漁獲されたものであることを示す認証を付すことを義務化することに関する合意を結んだ。
しかし日本の漁業関係者はこれを不満とした。「北海道には多くの密漁カニが入ってきている。合意が発効すれば地元の実務環境に影響が出るかもしれない」と北海道新聞は書いていた。2012年の統計では、ロシア極東産のカニの5分の1が不法に漁獲されたものだった。
「北海道では10月、説明会が開かれる。露日双方の漁業当局が合意の早期発効に向けて努力していく」と日本の漁業当局。イタル・タスが伝えた。
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_09_23/277647813/
密漁も、ヘッタクレもあるものか。
そもそも、ここいらの海域は日本が、樺太千島交換条約で平和的に取得した、千島の海域だ。
日ソ中立条約を一方的に破棄して、侵略米軍と相応じて露助は北から攻めてきた。
いわば日本の危難につけ込んだ 押し込み強盗 だ。
それを、
『ロシアと結んだカニの密漁・密売取り締まりに関する合意』
などと、チャンチャラ可笑しい。
この辺りから捕れる蟹で、北海道の経済とくに観光産業は潤ってきた。
その蟹をロシアが支配している海で、果敢に獲ってくるのが「特攻船」に乗る漁師たち。
雪原の野獣 - 五十九
その漁師は仲間と一緒に飲むことはなかった。いつも暗い目をしてひとりで酒を飲んでいた。名前は阿中修一という。
阿中は二年前まで特攻船で花咲蟹を獲っていた男だった。
特攻船とは、普通の漁船に大馬力のエンジンを積み、ロシアの領海深く侵入して海産物を獲り、高速で逃げ帰る船のことをいう。阿中修一はそうして荒稼ぎをする漁師だった。
特攻船の漁獲高は通常の漁船の数倍にもなる。
一年じゅう根室の店先に並ぶ花咲蟹のほとんどが、特攻船による密漁だということは誰でも知っている。知ってはいるが、誰もそのことを口に出す者もいなかった。
花咲蟹は絶対に売れるから店も欲しがる。花咲蟹は根室市の重要な観光資源でもあるのだ。
だが、金になることを知ってはいても特攻になるには勇気がいる。ロシアの監視船に追いかけられるのを覚悟しなければならない。ロシアに捕まったら無政治裁判でシベリアに抑留され、厳寒地での強制労働が待っている。
家族や恋人のことを考えると特攻船に乗ることは決心がつきにくい。
阿中修一は天涯孤独の身の上だった。親はとうに死んだし家族もいなかった。家は売り払って船をねぐらにしている。
結婚をしようとも思わなかった。女が欲しくなればソープへでも行けば済む事だ。
特攻で金を稼いで豪勢な暮らしをして、大酒を飲んで酔っぱらったままあの世へ行ってやる。それが阿中の口癖だった。
阿中は借金をして特攻船を買った。三千万近い借金をしたが、特攻で二十回も水揚げをする頃には借金は無くなっていた。
自分が思ったように豪勢な暮らしが出来た。酒も浴びるほど飲めるようになった。
しかし今年になって、特攻船の取り締まりが急に厳しくなった。
八月にロシア外相のイワン・コワルスキーが、日・ロ通商条約の締結のために来道する事が決まったからだ。コワルスキー外相が北方領土が見える根室にも来ることになって、政府は特攻船を根室から完全に締め出そうとしたのだ。
(小説 『雪原の野獣』 のご紹介です。全文は、こちら をクリックして御覧ください。 )
国家なんてそもそもが、ゴロツキとか強盗のタグイが、暴力と奸計で権力を奪ったもの。
ロシアもアメリカも新しい成り上がりが、国家権力を奪ってデッチあげた。ならば、その強盗とか山賊、そして詐欺師の血筋は隠せない。このように国家の本質を見極めれば、「民主主義」などという、メクラの民衆が入れ札で政治をするご主人様だ。などというデタラメに、惑わされることはなくなる。権力者の手先で、嘘をつくのが上手で厚顔なのが政治家の通り相場だ。そして、日本という国は、2000年の長きにわたってひとつの帝王が、その権威を知らしめてきた。なので、この強奪国家の血は限りなく薄まっている。そして、世界がせまくなって、好戦勢力がいとも簡単に日本にやってこられるようになった。この事の意味を、われら日本人は尖閣などを切っ掛けにして、今もう一度考えさせられている。
「やばい。ロシア警備艇だ」
その船体文字が鮮明に読みとれる距離まで迫っていた。信号弾による停船命令が出された。無視して逃げようにも、海中に残る漁網が錨のように船体を引き止めていた。
「何したんだ」
藤原教授が驚きの声をあげた。
「あみ漁網を捨てろ。ブイがついているから、そのまま捨てろ」
操舵室からとびだした哲也は源吉とともに、魚が飛びはねる漁網をうす闇の海に投げ捨てる。漁網のロープの先端がやっと海に落ちた。
「甲板に伏せろ。逃げはじめたら、機関銃の弾が飛んでくるぞ」
哲也がエンジンレバーを全開にした。銃弾が船窓のガラスを破った。その衝撃の破壊音が三人を震えあがらせた。
特攻船の船首がもちあがり急激に速度を増す。警備艇との距離が開きはじめた。銃声が立てつづけにひびく。いかく威嚇ではなく狙い射ちだ。
特攻船は波のうえを飛び跳ねる。バンドして逃げる。船の全長はわずかに一三メートル。そこに巨大な二百馬力のエンジンが四基も搭載されている。緊急レバーで四基のバルブが全開となった。およそ四〇ノットだ。エンジン回転数の針はびりびり震えていた。
哲也が船舵を左へ目いっぱいにきった。右舷が水中に沈みこんでいくような錯覚に陥る。傾いたまま、高速で走る。直線で逃げると、ロシア警備艇から格好の標的となり、狙い撃ちされてしまう。
(小説 『潮流』 のご紹介です。全文は、こちら をクリックして御覧ください。 )
日本の場合は、
お上品にも程がある。
尖閣海域での支那の公船とか、漁船の横暴は、日本の取り締まり体制の不備から引き起こされている。
当然のことで世界の常識では、銃撃をくわえて停戦させる。あるいは逃げれば、船体射撃で沈めるのが当たり前なのだ。
ところが是が出来ないのは、日本の反日企業が支那に進出して、膨大な投資をしてきたから。このような売国企業を野放しにしてきたので、日本の働き人の労働環境が劣化した。産業の空洞化とか、失われた 20年はこうした、利益第一主義の特亜系経営者によってもたらされた。
政権交代により、民主党の売国性とか無能さが、みんなに知れ渡った。
しかし、日露通商を優先して、千島の領有権を曖昧にする。
これを進めれば、支那の増長が日本国家の安全を損ねた。これと同じように、ロシアが増長することもあるのだと、よくよく考えて於くべきなのだ。
安倍自民党だって、構造改革で一般日本人を貧乏にする、そのような悪政を進めてきた、小泉政治の後継者なのを忘れてはならない。
しかし、これって日本の政治にしてみれば、「厄介だ」と言うことなのだ ポチっ とお願いします。
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