やんごとなききわの御子、背に負わせ奉りて嶽き峰、越えまいらせ給わんとて杣(そま)道を拓いた。今となっては随分とむかし事となったが、秘湯の温泉で働かせてもらっていた頃は、その道は、その時は人が歩けた。歩けるが人が分け入ることは殆どない。それで、時季ともなれば、山菜の王者とかいう タラの芽 が、わんさか採れたモノだ。
終戦の頃までは その宿は、とりわけ格式が高くて、上宿中の極上宿であった。
それが、当ブログの管理者が働くようになった頃には、随分と趣がことなっていた。大広間の隅の、お客様がおいでになる廊下側の障子がひどく破けたまま。一週間、十日と経っても直らない。それで自分はいたたまれず、その部分を張り替えていた。200畳の大広間の向こう側。パントリーにつづく廊下の隅で仲居さん達が、小休止というか大休止を取っている。まあるい小さなちゃぶ台の上には、お客様からいただいた菓子やらナンやらが乗せてある。広間の障子を綺麗に管理するのは、本来ならば彼女らの仕事のうちなのだろう。しかし、そうはなっていない。彼女らは他愛のない、世間話に余念がない。
自分は、フロント・リザベーションが仕事なのだが、これも大切な自分の仕事と割り切った。それでも、2、3年して自分は山を下りた。社長の倅の、イジメにあった。いまとなって、振り返ってみれば、『自分は若くて、根性なし。』 だったのだと思うばかり。
社長は入り婿で、ホテルの仕事はしない。
まあ、旦那の仕事は温泉組合の、世話焼きと言ったところか。それで、源泉管理会社の社長も兼務していた。普段は山間の温泉部落には住まないで、東京に居た。渋谷にホテルの営業所があって、銀座にはフランス料理のレストランを出していた。当時せがれも、自分と同い年の27才で、その銀座の店を見ている。しかし、現場の仕事はせずに、マスコミとか芸能関係者などと、飲み歩くのが仕事らしかった。
ふつう、旅館の女将が、
現地で指揮を執る。
しかし、ただ箱入り娘として、乳母日傘で育てられた、あととり娘 (つまり入り婿社長の奥方) も東京に住んでいる。ならば、現地ホテルには、オーナーの一族は誰も居ない。それで現場のホテルは、規律が乱れて、あちこち乱れ、壊れてもそのままである。
社長一族は、6月の半ば過ぎ頃から山に上がってきて、7月半ばまで、瀟洒な別荘風の数寄屋造り、その離れで避暑となる。この間に、現場を見に来るでもない。ただ経理とかに上がって、帳簿を見たり支配人と雑談をする程度。
こまごまと、そして厳しく言うものが、誰も居ない。
それで、今となっては、
ホテルは潰れてしまった。今では安宿チェーンの、其のひとつとして、まったく別、他人の手で営業されている。社長は脳卒中で倒れ、その死後あとをついだ倅は、やはりボンボンの高飛車な経営が行き詰まって、心労のあげくに 50才なかばで死んでしまった。自分の齢は、60をなかば超している。ならば長生き競争では、十何年も勝ったことになる。しかし、今になって思うこと。自分のすべきことは、「長生き競争」では無かった様な気がする。
さて、韓国客船の沈没事故を書くに当たっての
なが〜い前置きであった。
つまり、韓国人でなくとも、現場に責任ある監督者が居なければ、職場の規律は乱れる。乗客を放り出して、自分だけ避難した。船長とか上級船員が逮捕された。しかし、会社の役員などが、刑事上の責任を追及されることはない。ましてや、船会社の資金繰りを、縛っていた銀行などは、全くの無関係と言うことなのだろう。
日本でだって、最近はデタラメな研究発表をした、若い女性の話もある。
ここでだって、ノーベル賞をもらった、あの高名な研究学者は利権の、アレッ、理研のトップなのだが、いったい何をしていたのだろうか。
その中間にいた者たちだって、ナンにもしないで、適当に共同研究者に名を連ねてきた。これで仕事をしているアリバイ作り。ところが、いざ研究が暗礁に乗り上げれば、若い者なんぞはホッポッテ、すたこらさっさと逃げ出している。
さて連日ふれている、
ウクライナの情勢である。
プーチンは知らぬ顔の半兵衛ではある。しかし、かげでは情報部員にアレヤコレヤと、細かく指示を出しているのは、容易に想像がつく。 『占拠は終わらせる。親ロシア勢力を建物から退去させ、その武装を解除することなどで合意』 とか、四者会談で話しても、現場への指示は、まったく正反対なのだろうと、左近尉は推測している。
その結果が、つぎのニュースによく現れている。
ウクライナ:暫定政権与党の政党活動を禁止−−スラビャンスク
ラジオ・ロシアによると、ウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクで行政庁舎を占拠する親露派武装勢力「人民義勇軍」は18日、ウクライナ暫定政権与党第1党「祖国」、同第2党「ウダル」、与党の極右政党「自由」の市内での政治活動禁止を決定した。ラヂオプレスが伝えた。
米露とEU、ウクライナの4者は17日、不法に占拠された建物の明け渡しや武装解除で合意したが、親露派の
http://mainichi.jp/shimen/news/m20140420ddm007030143000c.html
朴 槿惠(パク・クネ)の言いつけ、
悪口外交は、
まったく功を奏していない。
なんとなれば、韓国経済は日本の援助があって、初めて成立するのだから。たしかに金融では欧米の、いわゆるユダヤ金融が、その資本の、8割も支配している。しかし、これって単なる金融支配関係を言っているにすぎない。現場の業務管理は、あの沈没事件で判ったことだが、『誰も会社の所有者は、適切にコミットしていなかった。』
この事である。
朴 槿惠(パク・クネ)は日本人と政府に先ず、
謝罪をして協力を仰ぐべし。
しかし、こうは成らない。
もっと韓国経済が、
メタメタに成らないと、
だ〜れも気がつかない。
そして、船会社は、結局は欧米金融に見捨てられる。
つまり、韓国経済の窮状の、その原因は、朝鮮人のDNAとかに有るのではない。
現場に経済の、適切な指揮官が居ない。
つまり、ネットで流行の言い方で言えば、構造改革主義とかグローバリズムの空念仏では、現場の実体経済はまともに管理できない。
支那は内部の矛盾を、日本との対立関係のなかに、意図的に転嫁しようと、ことさらに『尖閣領有』問題を鮮明化している。韓国は本当の内部矛盾、つまり米欧の金融支配が過酷すぎて、それでいて現場には適切な能力を有した管理者が居ない。このユダヤ(≒湯田屋)の害毒を隠す。そのために、殊更に日間関係を先鋭化させる、損な勢力が無意味に跋扈している。
まあ、「いまとなっては、韓国だって外国のことだ。行き着くところまで逝くだけのこと。」などと、放って置くしかない。
まずは国内の、三菱のデタラメさ加減などを、批評することから始めるべし。
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三菱 UFJ ニコス、894人分の個人情報が
不正閲覧 「オープンSSL」 欠陥で被害
2014/4/19 15:25
クレジットカード会社の三菱UFJニコスは2014年4月18日、894人の利用者の登録情報が不正に閲覧されたと発表した。
不正アクセスを検知したのは4月11日で、データ暗号化ソフト「オープンSSL」の脆弱性を狙った攻撃と特定。閲覧された情報はカード番号(一部非表示)、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、有効期限、利用代金支払口座(金融機関名・支店名)などで、カードの暗証番号と三菱UFJニコスのウェブサービスログインパスワードは閲覧されていない。また、カード番号は一部非表示のため不正使用の可能性は極めて低く、18日現在不正使用や個人情報悪用の被害も確認されていないという。
12日未明にはソフトのバージョンアップなどで安全体制を確保し、午前中にウェブサービスを再開した。
同社では再発防止策としてシステムの防衛態勢を強化するとともに、リスク管理要員や既存のサイバー攻撃対応要員を含めたネット不正対応の専門チームを作るとしている。
http://www.j-cast.com/2014/04/19202654.html
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