ウサギの皮をかぶった狐。
いいや、
やっぱりロシアは、熊なのだろうか。
別の角度から観れば、
オバマの米国は、まったく戦う気がない。
そして、日本のいろいろな論調を見れば、『オバマの意気地なし。』 みたいな。
しかし、これはわが郷でいつも書いてきたことだが、
『アンポンタン』 のひがめ(僻め)から判断するから、このようになる。
東西冷戦の西側イデオロギーに絡め取られたままの、そんな思考からは西側 『自由陣営』 が正義で、東側共産主義陣営が悪となったまま。ところが、わが郷では一貫して、このようなねつ造された観念体系、つまりイデオロギーは、まやかしだと書いてきた。日本で言えば昭和の時代から、世界の対立構造を概括的に見るならば、国際的な巨大金融にコントロールされた国家群と、国民の意思を基盤にした国家が金融のコントロールも行っている、たとえば日本とか、独逸や伊太利亜との、本質的には金融システムの違いによる、その相克だとわが郷・左近尉は観ている。
その意味では、現在の安倍政権は 『首相の掲げる言葉の上の看板は、政府による金融のコントロール。だが、実際の経済政策は、国際巨大金融の都合に迎わせた、構造改革主義』 などという、きわめて曖昧で、厳しく判断すれば欺瞞的な政策を進めている。是故に、オバマとか西欧諸国が謂うところの、『ロシアに対する制裁』 に、躊躇しないで賛同してきた。ところが、わが郷で判断するに、オバマ大統領は彼自身が 「ネオコンたちの戦争遂行策に反対している」 と診ている。血に酔った軍産とその暴力装置、裏で色々と画策する者たちは、米国政府の意思とは別のところで、勝手に暴走している。そして、旧来の 『東西冷戦構造思想』 に固着したままの、そんな脳みそでは、オバマの堅い決意が斟酌できない。
オバマは先ず、アメリカの壊れた経済と、倫理を立て直したい。
そのために、シリアに派兵して軍事費の底が抜けたような冗費をだす事は避けたい。その支出を巧みな撤収策で取りやめた。
オバマが最初に大統領に選ばれたのは、『アフガニスタン戦争から撤退する。』このような公約を掲げて、アメリカ国民に支持された。
とこが、日本国内の米国信者たち、なにも是は「ウヨク」側だけではなく、「原爆を落としたアメリカの犯罪はスルーして、日本の軍国主義が悪かった。」 などと騙ってきた、「サヨク」 も同じように、米穀軍のプレゼンスを背景としていた。日本国内で結果的には、「安保があってはじめて、日本国のヘイワ主義が保たれる」 なんて、茶番劇を行ってきた。
ところが、日本国の防衛予算の、その約十倍などという、とてつもない予算を、米穀軍産は食いつぶしてきた。
そして実際に開戦ともなれば、それ以上の予算を食いつぶす。
(この負担に米国経済は、もう耐えきれないところの限界を超えている。)
9.11事件に見られるように、政治倫理は荒廃の極みに達した。そして、たいしたことのない、性能がいい加減なガラクタ装備に、眼ン玉が飛び出るような、高額の予算を充てる。それで米国は貿易収支も、政府予算でも破綻のただ中に陥落したまま。それで、ついに米国経済の空洞化を、さらに進めるような米支国交 『正常化』 で、さらに米国経済を破壊してきた。それでオバマの登場となった。オバマの役割は、戦争経済を終わらせて、そして支那との関係も見直す。ならば極東米軍の予算は削減する。この政策の極東に於ける表れが、米軍の沖縄からの撤退である。ところが、日本国内の戦後レジームは、『東西冷戦のフェイク・茶番劇』 の上で踊るのが、定式化されてしまったシナリオなのだ。米軍のケツモチが無くなれば、やってられない。ミギやヒダリの演技者たちは、この虚偽の構図が壊れれば、その 「歴史的な役割」 が終わってしまう。アンポンタンの茶番劇は終演となる。
それで、奇妙なことに「ヘイワ主義者」のはずの「サヨク」までもが、『オバマ大統領の意気地なし』 などと非難している。
キューバにソ連が、ミサイル基地を作ろうとした。
これを察知したアメリカは、核戦争も辞さない強硬な態度で、ソ連の危険きわまる意図をくじいた。
今度は、ネオコンたちが、真反対の冒険を冒した。
戦争は一番儲かる、『公共事業』だとか、
ネオコンの馬鹿どもは信じている。
しかし、
本家の米国経済が壊れて、もう戦費が出せない。
ましてや、今回の奇妙な 『クーデター』 は、可笑しなことに、軍隊を掌握せずに、只の極右のゴロツキたちだけで成し遂げた。この暴力的な議会占拠による、臨時政権の樹立はたまたま、ヤヌコビッチが迂闊だったからこそ実現した。しかしネオコンたちは、『キューバ危機』 から何も学んでいなかった。
もしも万が一、支那などの工作員が沖縄の県庁を占拠する。
そして、デタラメな議会を開いて、『沖縄独立』などを宣言する。
このとき独立派が銃器などで重武装していたならば、当然のことにわが自衛隊がその占拠を排除する。
お花畑で昼寝。このような御仁たちには、『その場合は、日米安保が発動して、米軍がかけつける。』 なんて夢でも見ているのが関の山。
アメリカは従米勢力、たとえば大阪維新の会なんぞを焚きつけて、『道州制実現』 とか、『大阪にも首都を作る』 なんて、日本国の分裂を焚きつけている。ならば、沖縄の独立騒動なんか、ニヤニヤしながら眺めているだけ。しかし、クルクルパーには、これらをイメージする能力に欠けている。
プーチンは猫をかぶっている。
しかし、大部隊をウクライナ国境に張り付かせている。
もしも東部諸州で露西亜系住民が、 ヤツェニュク暫定政権の部隊により死傷する。このような事態になれば、露西亜軍は雪崩を打ってウクライナに突入するのだろう。その前段階処置として、露西亜の特務要員を独立派のデモ隊要員として送り込んでいる。
わが郷は、別に露西亜のプーチンを支持しているわけではない。
それに、わが安倍政権のヘタレ、米国というか、ネオコンのご機嫌取りを、止めさせようという気もない。
なんとなれば、政治はリアリズム。
もしも、安倍政権が気合いを入れて、ロシアにも米国にも着かずに静観する。なんて政策を採ったならば、日本国内では強毒性の鳥インフルエンザとか、あるいは奇妙な伝染病が起きるかも知れない。日本国内の防諜体制は、きわめて脆弱なものだ。
ナンテッタッテ、あの舛添が、都知事なんだよ。
ならば、ネオコンの暴発を懸念して、まあまあの線でゆく。これが残念ながら、わが日本国のヘタレな現実なのだ。このままでは、日本国の自立はおぼつかない。それで老婆心ながら、軍事力の維持の持つ意味と、積極的な 「カウンター防諜」 の、ロシアに於ける現状を眺めてみたまでのこと。
リアルな国際政治は、平和主義者の思惑の外にある ポチっ とお願いします。
(当ブログでは記事内容の重複を避けて、投稿記事をシンプルにするために、紺色 の文字で書かれた部分は、その関連記事にリンクするようになっています。クリックすれば、その記事が開きます。画像もクリックすれば、関連記事が開きます。開かない映像もあります。それはまだ、準備中ということで、なるべく早く整備したいと思っています。本日の記事に帰る場合には、一番下にある、HOME の部分をクリックすれば、戻ってこられます。)
☆☆
宜しかったら、この辺りで ポチっ とお願いします。
本日の話題の記事
2014 04 12 武装勢力が警察占拠、小銃400丁以上を奪う 【産経】
本日は 21位です。 m(_ _)m => ランキングを見る
アクセスの記録 2014.04.12 (土) 5482 PV 2227 IP 107 位 / 2008273ブログ
【わが郷の顔】
東京都尖閣諸島寄附金 受付状況 は、
こちら にサイトが設けてあります。