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妄想の 貿易立国

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 橋本龍太郎

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本日は雨模様。

畑仕事も、寒い中で濡れれば、身体に良くない。

 

それで、今日は一日、キーボードを、カタカタ云わせて、すごそうかと思う。

東京というか、京浜地帯などを転々として、学生時代から通算で、

8年ほど居た。

 

この東京を引き払って、わが郷にひきこもった。

 

 

   

田舎暮らしでは、車が必需品だ。

それで、カリーナの中古品を 63万円で買ったのが、1970年代の半ばだった。

 

 

田舎に還るチョッと前のころ。

 

橋本竜太郎の存在を強く意識したのが、東京の秋葉あたりで働いていたころ。

三和銀行へゆく途中で、新聞の掲示板で、彼のことを書いている記事を読んだ。

これからは、「公務員制度改革に力を入れる、云々……。」とか、わりと長めの記事であった。

 

それで思ったことは、自分は教師にはならずに、民間で働こうと思っていた。その理由は、何時か前に書いた理由もあるが、なんといっても 『公務員は給料が安いし、将来が決まっていて、面白みがない。』 という事だった。それが、ナンで公務員の給与などを削らねばならぬのか。このように、訝(いぶか)しく思ったことが、妙に生々しく蘇ってくる。

若いときの苦労 若いときの苦労

 

それから、40年近く経って、自分は現役を引退して、若いころの余勢で生きている。

 

マスタケ】 の稿でちょっと触れたが、いまはトヨタの、4リッターのセダンを乗っている。これが中古でメチャ安く、20万円で買った。なんやらカンやら、フル装備で、エンジンも大きいので、加速も良い。【カーデザイナー田中徹のブログ】さんが嘆いておられたが、日本の車はその性能の割には安すぎる。もちろんこれは、ガソリンがぶ飲みの性格が嫌われての価格でもあるのだが。とにかく言えることは、日本の物価は昔に比べて下がっている。これを金融・経済のがわから見れば、通貨の供給量が減少している証拠。

 

それで、アベノミクスでカネを強制的に 「印刷」 させてはいるが、経済の現場にお金が今でも廻っていない。
 (つまり、安倍晋三自民党総裁の頭の中には、いまでも橋龍を妄想の 「消費税増税」 に走らせた、構造改革が巣食っている。)

 

   2013 02 28 徳政令と 日銀総裁人事 徳政令と 日銀総裁人事

 

それは、『 公務員制度改革 』 の気分が、いまでも続いているから。

そして、これが一番に重要なことなのだが、公務員制度改革なんて、掛け声だけで見かけだおし。

 

ほんとは、民間のリストラが、今でも酷い状態で続いている。

つまり、池田隼人 の所得倍増計画は、佐藤栄作政権時に終わってしまった。

 

1976年に田中角栄が逮捕されて、アメリカの主敵がソ連から日本に変更された。この元首相の、米国の差し金による逮捕を、どれだけの政治家とか評論家が、日本国自体が攻撃されていると認識できていたのであろうか。それは、今に至っても、ほとんどいない。ここに日本人のお目出度さが、充分に現れている。まず最初に、湯田菌に憑りつかれたのが、いまになって思うことだが、橋本龍太郎だったのだろう。公務員制度改革とか、構造改革という事が云われだしたのが、田中角栄の全盛の時代だった。

そして、のちに橋龍が首相になるころ、この制度改革の話は、話としては全面開花する。

 

ところが是は、

米欧の日本ハンターが用意した、

偽の獲物だった。

 

本当の獲物は、日本の経済成長の結果生まれた、途方もない額の 『金融的な 余剰資本 』 つまり、銀行預金。其れとか、その他の流動性のある資産が、ユダヤとかアメリカ支配層のターゲットだった。公務員制度改革などと言うのは、本当の獲物に逃げられないように、注意を逸らさせるための、「フレアー」にすぎなかった。

怒涛のように、アメリカに押し寄せる、家電とか自動車の、日本からの輸出品は、大量のドルを日本の会社経営者とかにもたらす。

 このドルを還流させるのが、米穀どもの主目的だった。

     マリー ローランサン

 

結果として、宮沢当時首相などの、英語だけは得意だが、官僚上がりのクルクルパーをおだてあげて、金融の大幅な緩和をさせたり、そのあとで急激すぎる金融総量規制をやらせたり。これで、日本の小金もち達は、日本経済とか金融は当てにならないと、勘違いをさせられてしまった。ここで、アメリカの海外へ向けた、高金利政策がさく裂した。これが、アメリカの新たにしかけた、『真珠湾攻撃』のトリックだった。やられたと見せかけて、実は日本からカネを巻き上げる。日本人は律儀だから、カネは借りたならば返すものだと思っている。しかし、アメリカなどの金融紳士たちは、実は詐欺師で強盗なのだ。橋龍などは、その引き込み役に、まんまと仕立て上げられてしまった。

 

日本から家電とか、自動車の輸出は続くし、工場の北米進出も始まることとなった。

これで、底の浅い、つまり農家・百姓的な、お目出度い認識しか持たない、そのような政治家、官僚そして経済人は、コロッと騙されてしまった。

彼ら個人のフトコロには、たしかにドルとか、それを換金した日本円が、たんまり貯まることとなった。

 

しかし、カネなんて謂うものは、『単なる、紙っきれ』で、本当に価値があるのは、工場の設備とか、それを動かすノウハウをもった、働き人達なのだ。

 

 

 

   

 

 田中角栄の逮捕劇が、

米穀による日本侵略の、

   大号砲だった。

つまり、上のグラフの、10年も前に 『日本から奪い続ける、20年』 の仕掛けは、造られていた。

 

企業減税とか、高額所得者の所得減税、そしてご丁寧にも、遺産相続減税で、徹底的に、『政治家、官僚そして経済人』 のフトコロが暖かくなって、オツムリもアッタカくなった。これで充分に、クルクルパーに為ったところで、最後の仕上げ゛、『労働者派遣』 のシステムの完成だった。これで、目出度く日本の熟練労働者の育つ環境は破壊されてしまった。

 

トヨタの奥田とか、キャノンの御手洗はリッチになったが、

 

国民は極貧への坂を

転げ落ちてゆくこととなった。

 

韓国は貿易立国の坂を、日本よりも早く転げ落ちて行って、国民の精神状態は低体温症で、錯乱状態だ。それが伝染して朴 槿惠(パク・クネ)大統領まで、妄想の世界に遊んでいる。

一千万円以上はかるくする、ドイツのベンツよりも

 

   クリックすると、画像が拡大されます。

 

はるかに高性能の日本車は、半値の 500万円ほどで売る。

この日本たたき売りの現実が、

まぼろしの 『公務員制度改革』 の裏に隠れていた。

 

今の自民党だって、妄想に憑りつかれている。

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高齢層の給与抑制を=政府が人事院に検討要請 【時事】

 政府は14日、民間よりも高い高齢層や地方勤務の国家公務員給与の抑制策を検討するよう人事院に要請することを決めた。15日の給与関係閣僚会議で正式決定する。 

 国家公務員の給与は、東日本大震災からの復興財源捻出のため、12年度から平均7.8%減額されている。政府は、この減額措置を当初予定通り13年度末で取りやめ、14年4月からは元の水準に戻す方針を決めている。
 しかし、消費税率の引き上げ時期と重なることから、政府内には「国民に負担増を求める一方、公務員給与を実質的に引き上げることになり、批判を招く可能性がある」との懸念の声があった。このため、引き続き人件費抑制に取り組む姿勢を示すことにした。
 人事院は8月に、国会と内閣に対して行った報告の中で、高齢職員の給与の抑制や地方間の給与配分の見直しなどに取り組む必要性を明示。14年にも具体策を勧告する方針を示している。(2013/11/14-11:45)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013111400386

 

金融改革で。アクセル吹かして

全国民の、上質な部分の給与は、減額を指示する。
 (公務員ばかりではなく、この給与体系は、医療とか大手企業の給与体系の基準になっているのを、政府閣僚は失念しているのか。)

これで、むかし日航機が是で、羽田空港沖の海へ、墜落してしまった。

 

安倍政権も、「構造改革」の 心身症 が治っていない。

日本人は、このような機体に載せられたままなのだ。

 

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