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昨日、ビデオにとっておいた 『 三丁目の夕日 』 を見た。

なんか、じんとして思わず目頭が熱くなった。

 

この作品の原作ができたのは、1970年代の初めのころ。

自分は学生とかその他を卒業して、自由ヶ丘の駅裏のしもた屋を借りて、数人規模でデザイン会社を始めていた。

デザインといえば恰好が良いようだが、実際は地図の版下を制作する仕事だった。

 

どうも自分は会社を経営する商才には、恵まれなかったようで、内部留保はすべて全員で清算して会社をたたんだ。

 

 

 

 

それから、山奥の温泉地でひっそりと働いたのだが、

今となっては、あの不味い駅そばを喰った自由ヶ丘駅のあたりが、『三丁目の夕日』 の映像とダブって……。

 

人を使うよりは、人に使われるほうが気楽な時代だったような気がする。

それが、日本のメーカーが貿易摩擦をさける目的で、現地生産を始めるようになった。

 

 パンがなければ、お菓子を食べましょう パンがなければ、……。

 

それで欧米の経営者の生活ぶりを見て、苦労知らずの二代目あたりが、一般従業員の百倍以上もの報酬を得る、その豪華な生活に目がくらんだ。「構造改革」 とはその虚飾を隠して、ごまかすための隠れ蓑であった。家電・情報が低調なのは、自動車などと比較して、テレビや携帯電話などは部品数が少ない。それと部品そのものが、大手で世界分業になっている。つまり基本技術が、金で買われるとか、あるいは盗まれて、低開発国の低コスト国でコピーされてしまう。

 

 

競争に勝つためには、そもそも競争など起こらないような、新しい商品を開発すればよい。

ところがパナソニックとか、シャープの規模ともなれば、今までの隙間を埋める小品、アレッ、商品をチマチマと作ることなど、グローバルな視点で物事を大雑把につかんでいる、経理屋の管理職には見えない。そうしているうちに、利益重視の経営が日本国内にも蔓延して、米国と同じように中間層の購買力が落ちてしまった。

『三丁目の夕日』 の時代には、アメリカに追いつき追い越せという国家目標があった。

都会の中心には、さまざまな銀行とか金融機関が乱立していて、どんどん紙幣を 「印刷」 していた。

つまり適度なインフレで、お金は町中に探してみれば、溢れていた。

 

 それが巨大企業にほとんどの産業が統合されてしまえば、みんながみんな利益重視の経営になる。こうして昨日も書いたが、利益を抜いた分だけの、「縮小均衡型」の経済構造が出来上がった。1970年以前の左翼学生的なネーミングを与えるならば、スターリン主義的計画経済の陥穽に捕えられた。とでもいえばよいのか。

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 巨大企業が一斉に利益重視の経営を始めれば、銀行屋風情の入れ知恵でやることは決まっている。

 大学の経済学部で教わった経済学は、

実務の世界では役立たない。

 

 このことは中小企業の経営者とか社長ならば、その場その場で困難に直面するので、理解して新たな独自の「経済学説」を構築して凌いでいる。ところが巨大企業の経営が左前になるのには、何年の時間がかかる。そしてコストカットで企業力が落ちてしまったころには、もう其の利益重視病は病膏肓に至って、取り返しがつかなくなっている。ウイルスは目に見えない。特亜の成りすましも目に見えない。オリンパスとか東電に潜り込んでいた特亜のことは、すでに書いている。これと同じように、家電とか情報機器などにも、特亜半島系が多く入り込んで、経営陣となっている。これらは謂わば、池波正太郎の鬼平犯科帳などでいうところの、「引き込み役」 である。

 

   母屋に居着いた 朝鮮族 日本産業は外国に行けば、

その国の産業を討伐する、敵国の軍隊に見えてしまうのだ

 

 

 トヨタのプリウス・ブレーキ故障の難癖騒動では、アメリカ側はトヨタの電子部品のからくりを盗むことはできなかった。

 それで次に繰り出した手は、エルピーダとかルネサスそしてシャープなどの企業ごと、FRBの輪転機で印刷したドルで買い取る作戦に出た。

 

 能天気な日本の、「戦争を知らない子供」 の経営者は、今の経済は日米経済戦争の熾烈な十字砲火のさなかにある。

 このことを認識できないでいる。

 

 ましてや、政治ブログを書いている、冷戦時代のプロパガンダに煮しまった脳みそでは、このことが理解できない。

 汚沢マンセーのブロガーなんぞは、まさにキョンシーとでも言うべきか。

 

巨大震災から立ちあがる 巨大震災から立ちあがる

 

二年前の東日本大震災の被害は甚大であった。

それと比較にならぬほどの猛威をふるったのが、失われた二十年といわれているところの、米欧金融による日本攻撃であった。

 

ところが、これは見えない。

あまりに大きすぎる惨禍であったので、経済とか金融の知見のない庶民には見えない。ほとんどの政治家にも見えない。このことは、田中社長のBLOGの、こちら に書かれている。

 

ならば、小沢氏を信奉する半島系土建屋系列の人たちにも判るような、日本国内利権政治あたりからやり直すべし。

今は彼らは斜めの視線で冷やかに見ている。これがアベノミクスが動きだせば、彼らの中の多くはやはりつられて、日本復興強靭化の政策に乗らざるを得ない。

こうして日本の社長さんとか、親分たちの腹がくちくなって、初めて冷静な判断ができるようになる。

 

  魚 海産物関係の記事へ
    魚 海産物 関係の記事へ

 

自動車よりも部品が多くて特殊なものが、たとえば航空機である。

飛行機は落ちる。

              アメリカの飛行機

ならば国内が一致して事に当たらねば、どこかのように欠陥機を作ることとなる。

 

統一的な国内復興の機運を作るには、やはり参議院選挙の後になる。

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   怒濤の供給に追いつく需要なし

  カーデザイナー田中徹の社長 BLOG 

いずれも米にアドバンテージがある分野でしたが、安価で性能が良い日本製が輸入され駆逐されて行ったのです。その過程ではダンピング提訴や自主規制の押しつけ、あるいは、日本側の譲歩が得られない場合は、スーパー301などの法的措置も辞さないと言った強い圧力がかけられました。

クリントン時代には日本メーカーに対する、ルールの解釈違いで何とでもなるような、嫌がらせ訴訟は勿論。現地法人トップを狙った数百億円のセクハラ訴訟まで起こります。難癖のつけ放題だったのです。その悪習は、ついこの間の偽装トヨタ欠陥車騒動を見ても未だ健在と見えます。

(全文は、こちら をクリックしてご覧ください。)

 

 

 

 

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