自由主義経済

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自由主義経済を本当に取りもどす。

この立場から、わが郷は世界を観てきた。

金融スターリニズムとでも名付けるべき、そのような専制主義が経済と政治の世界に蔓延している。昔は帝国主義段階論とかがあった。

金融帝国主義　左翼が1940年代あたりの米欧資本主義を批判して、この様に呼んだわけだが、｢帝国主義｣という名に、実体的な意味はない。ただ、左翼とかフランス革命などの賛美者が、王制だとか帝政を破壊した。その余韻に酔って名付けた、それほど意味のない冠詞にすぎぬ。

構造改革【わが郷】

この帝国主義という冠詞を付けたのには、左翼なりの意味があった。フランス革命で左翼はフランス国王を断頭台に送った。そしてロシアの皇帝一家も肉体的に抹殺した。オスマントルコ皇帝は追放されて、日本の先帝陛下は国民の総意があるから、かろうじて皇帝の位地にとどまると規定された。

オスマントルコ帝國【トルコ】

左翼は労働者などの政治的な代表だという触れ込みだ。しかし、本当は国家の世襲的元首を、ブルジョアジーは排除したかった。それで、左翼の熱血を利用して、自分らに代わって、その非情な役割を実行させた。革命ロシアとか現在の支那共産党支配を見れば、子供のような純粋な眼で見れば、たちどころにその本性が理解できる。左翼は労働者だとか農民の利益を代表していない。庶民の素朴な反政府感情を利用して、左翼共産党などが伝統的な統治者を追い出させた。あるいは虐殺した。そして、労農をそそのかした、革命政治家グループが、権力を占制しただけのこと。

フランス革命とかロシア革命では、暴力をもって専制主義者は権力を強奪した。

La libert guidant le peuple

そして現代の専制主義者は、金の力で民主主義を語っている政治家だとか政党を操っている。政治資金パーティとかで、企業の幹部連に間接的に、政治家カネを渡す。その裏にいる巨大な存在を、一般国民は知るよしもない。マスコミをつかって、政治家なり政党なりの宣伝をしてあげる。この場合直接に宣伝するのではなく、ニュースなどの中で政治家などを取り上げて、国民にその存在を強く印象付けするのが一般的だ。

自民党は長い間政権を担当してきた。
ならば当然のこと、この党とか所属の政治家が、たびたびニュースに登場する。

また、自民党の政治に倦いた国民を慰撫するために、みんなの党とか大阪維新などをでっち上げて、こちらを色物として宣伝をしたりもしてきた。

橋下徹【政治家?】

当たり前なことだが、自由経済には自由な競争が不可欠だ。

ならば、例えば自動車産業に、自由な競争があるのだろうか。アメリカでは、たった三社に統合されてしまい、アメリカの自動車はなれ合いで作るようになってしまった。そして気がついてみたら、日本車との競争では、性能的には全く勝負にならない。そのような体たらくになっていた。

自動車産業【記事分類】

ならば日本の自動車産業はどうか。

10社ほどあるが、本当に競争があるのかどうかは、かなり疑わしい。日本でもトヨタとホンダ、それに日産が寡占している。

家電というか、情報関連業界などは、自由競争など何処へやら、実態は巨大な国際金融の掌の中で、転がされているだけ。そして「美しい日本」を目指すはずの安倍政権は、日本企業が外国に売られてゆくのを、指をくわえて長雨ているだけ。雨の犬にできることは、この程度なのだ。

一般の人々にとって政治なんぞは、はっきり言えば役立たずのモノなのだ。アメリカを観れば客観的に、冷静に物事が見えてくる。ブッシュ政治は親子二代にわたって、政治を利用しマスコミを操って、戦争にアメリカを引き込んでいった。軍産は大きな、膨大すぎる利権を手にした。9.11以前にもう、アメリカに取り憑いだ壁蝨たちは血によって、理性のカケラも失っていた。イラクは混乱の淵に沈み、中東ばかりか北アフリカも荒廃してしまった。

振り返って日本を診る。

日本経済も大混乱。

輸出が伸びて喜ぶのは、ブローカーぐらいだ。

せっかく作った汗の結晶を、外国に売って間諜ケーエー者は枯れ葉の、ゼニをため込む。

　　この売国を特化して、

　　政治家の口舌で磨きをかけたのが、

　　構造改革という

　　でっち上げのトレンドだった。

家電・情報【記事分類の索引】

営々と築き上げた企業などの実体を破壊する。つまり混乱のフランス革命だとか、ロシア革命そして支那の革命のように、人々の豊かさを生み出すシステムを破壊する。この解体して売り飛ばす。山賊だとか強盗団の仕業を、政治的な課題として掲げる。このようなものに惑わされれば、日本経済は山師だか詐欺師のいいように弄られるだけだ。どの党が政権を獲るとかではない。現実的なすべての政党が、日本を破壊する簒奪者だと認識すべき。

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