株式解放などという、何かヘンテコな言葉が、今日の話題の 〆言葉 なのだが……。
巨大企業の株式を、一株一円で、日本国政府が召し上げる。そして其の株式を、一般庶民に、元値の一株一円で売りに出す。これで日本国民は、それまでの実勢価格で、何億円分もの株式を手にする。ならば、暴力団の総会屋がいたって怖くない。日本の巨大企業は、悉く日本国民のモノとなる。
ナンじゃそれは。
とか言われそうだ。おまえは共産主義か、
信用創造 【わが郷】
信用創造とか謂う幻術で、銀行屋は何兆円でも 『紙幣』 をインサツする。その力で、企業の再編をしてきた。とどのつまりは、その企業が外国で生産する。ならば日産とかパナソニックの企業は、おおかたが支那へと出て行ってしまった。それで、支那では小生意気に、日本に対して、わが国固有の領土である尖閣をよこせと言い出す始末だ。それも、是も、その原因を作ったのは、巨大金融の 『カネを儲けるためならば、日本さえ売り飛ばす』 この阿漕さがあったればこそ。マルクスのデタラメな 「共産主義」 では、資本家が労働者を搾取する。などと教えてきた。ところが資本家なんていやしない。いるのは銀行など金融からカネを借りて、四苦八苦して経営している経営者だけだ。この経営者は競争に打ち勝つために、絶えず投資をせねばならない。しかし、そのカネは、厳しい競争の中から、ひねり出すことなんぞは出来ない。ならば高金利で銀行から借りねばならなかった。それが今では、銀行はカネを貸さない。かわりに株式を増発せよという。つまり企業が生き残るには、経営の所有権を切り売りせねばならない。つまり、表面上の経営者である、『資本家』の搾取の原因は、金利とか、株主配当の原資を得んがため。『構造改革』とは、このようにして、金融が企業の経営権を、奪い取ることなのだ。これを比喩的に、わが郷では『借り入れ、アレッ是は、もう出来ない。銀行が旧来の経営者の首を刈る。刈り入れの時季』などと言ってきた。ならば田の水はぬかれて、カラカラに乾ききっている。つまり、結果としては、アベノミクスの金融緩和は、円安で石油の価格が上がる。ただ夫れだけのこと。国民は、その民度に似合った政府しかもてない。ただ其れだけのことなのか。
さて、是からは戦後すぐの頃。
農地解放は、アメリカなどの左翼の政策だった。それで再生された自民党は、自作農民の政党であり、わが郷の左近尉に言わせればサヨク政党だった。
そして、
社会党は工場労働者の政党
また、
日本共産党は、金融の実態を知らない、世間知らずのクルクルパーの寄せ集め。
1970年代にもなれば、
自作農民の数が激減して、自民党の支持基盤が壊れてしまった。工場労働者のうち、特ア系の者たちは、大企業とか鉄道や電力などの特殊事業 (新植民地主義的な企業の母体) の幹部になり、一般的には 「労働貴族」 といわれる御身分になった。
家族も含めれば、一千万人のこうした 「労働貴族」 とも呼べるような、身分の安定した企業幹部が日本経済ばかりではなく、文化とか大衆報道を支配している。家電とか自動車産業の、最終的な製品組立屋、つまりトヨタとかパナソニックは、消費税を払わない。反対に輸出にかかる戻し税で、大いなる特典を得ている。
日本経済が減速し、ついには崩壊過程に入ってしまったのには、自民党の支持基盤が崩壊してしまったことにある。たとえば、医療とか健康管理関係の事業規模は、約60兆円規模の大きさがある。日本の GDP の一割強の規模をもつ。しかし、医療の現場を観てみれば、個人病院は経営を縮小して、入院患者を受け入れる病棟を閉鎖し、医師も少なくして診療所に規模を縮小しているのが現状だ。つまり、医師会は大きな力を持ち得なくなっている。そして、その表れが消費税増税にも現れている。薬とか機材の購入に当たっては、病院は消費税を支払わねばならない。しかし、病院を訪れる患者からは、消費税を取れない。つまり、消費税の増税分は、病院の持ち出しとなる。
今から、30年ほど前は、バブルの全盛期だった。
この頃は医師会の力も強く、病院の請求する保健医療費が削られる、等という事はほとんどなかった。それで病院は、「儲かる」業種であった。当ブログの管理者はその頃は、美術品の業界にいた。お医者はお金持ち。それで高額な絵画などの一番の顧客が開業医師であった。ところが、今では美術品購入どころか、病院の経営も覚束ない。それで、怪しげな子宮頸ガン・ワクチンの 「ゼニもうけ」 に荷担する、危ない医師も出たりした。
わが郷の大学病院のこと。
バブルの頃は外来患者数が、1日に1000名ほど。それが今では、3000名以上も来院する。
病棟も増床して、診療科も増えた。医局の数が増えて、医師の数も当然のこと、増え続ける。医師は開業しても、大変だ。それで、大学病院に残ればなんとか、めいっぱいこき使われるが、喰うには喰ってはいける。
このような現状では、医師の多くは自民党を支持しない。
それで自民党から様々な政治家が出て行って、民主党とかその他の 「サヨク」 政党が出来たというわけだ。農地解放の後は、自作農民が大いに活況を呈した。左近尉の親もそうした、農地解放で土地を増やした農家であった。年収は今の通貨で表せば、1000万円ほどもあったろうか。それが今ではわが郷の、食えている農家の数は、20分の1になってしまった。ならば自民党の支持者も減る。そもそも、専業農家だって自民党の政策を支持なんかしていない。しかし、他のサヨク政党はもっと悪い。ならばと、自民党で我慢している。それで、わが自民党は、怪しげな幻術使いに惑わされて、都会などに拭き溜まった、世間を知らない若者とか、耄碌した爺さん婆さんあいての、デタラメな政策で誑 (たぶら) かす。このような政党になりはてた。
自民党を、
まっとうな政党に戻す。
それには、リアルな支持者を、農地解放の時のように、大規模に増やすしかない。
戦前は大地主が、日本国の封建制を牛耳っていたのだという。左近尉は、これはどうかなとか思う。しかし、現在の日本を牛耳っているのは、大規模な企業である。そして、これらの企業を指図しているのは、証券会社などを系列下に治めた、少数特定の巨大金融なのだ。つまり、現代こそ、「封建的な大土地所有の、豪農が日本国を仕切っている。」などと比喩できるほど、巨大企業 (司令塔は巨大金融なのだが、これらは絶対に表面には出てこない。小汚い金貸し、ユダヤには迫害を受け続けた、被虐の暗い歴史がある。そして其のDNAは日本国内の銀行にも引き継がれている。) の専横は強くなっている。ならば、自民党だけとは言うまい。すべての政党は、国民には巧妙な嘘を垂れ流して、実際は目に見えないところで、罪界からの餌にありついている。
ならば、本当の解決策は、『株式解放』 以外にはなさそうだ。
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偶発的な事故 【わが郷】
隣国支那には、狂惨党がいる。
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