上場しても株式の、6割以上をサントリーHDが保有するのだという。
しかしなあ、蟻の一穴ということもあるワケだし。
若い鳥井信宏社長が爺さんになるころには、代替わりが進んでオリンパスみたいに成る懸念もある。
オリンパスのキムチ臭い役員(当時)たちが、5年間(それより過去は時効)で、各年次に数百億円から、一千億円を超える損失を虚偽の資産計上でごまかしてきた。このことが有価証券報告書の虚偽記載で、東京地裁から有罪判決がくだされた。もう何度も書いてきたことだが、この一連の事件でもっと問題なことは、会社の大切な資金が株式投機などに蕩尽されて、およそ 1兆円を超える損失を出したと思われることだ。しかし戦後レジームで塗り固められた司法では、このことは問題にされない。
金融賭場でのルールを無視したとして、罰せられるだけのこと。
江戸時代ならば、「十両盗めば首が飛ぶ」 こともあったわけで、
オリンパスの場合などは、
どれほど首を斬り飛ばしても、まにあわない。
市場にあふれる余剰資金を、
金融の手下の証券業界が、
吸い上げて実体経済の資金不足を常態化する。
これが巨視的に眺めた、
株式上場システムの役割なのだろう。
(アベノミクスは国際金融の経済政策に真っ向から対決している。しかし、サヨクの批判は、このことには触れていない。)
今回悪く邪推すれば、若造の社長が美人さんとか遊び人たちの羽振りの良いのに乗せられて、金融賭博場から巨額の金子を、自分の会社の所有権を切り売りして、手に入れる。ほどほどに飲むならば酒も百薬の長。ところが、金融賭博は博打であり、反社会的な代物だと当ブログの管理者・左近尉は思うわけで。
現内閣の副総理、
麻生太郎もかつて言っていた。
「株屋ってのは信用されないんですよ。僕はそうだと思うなぁ。
株をやっていると言ったら、田舎じゃ何となく怪しげよ。
あの人は貯金している。でも、あの人は株をやってんだってさって言ったら、
何となく、今でも眉に唾をつけてみたいなところがあるでしょうが。」
これが、普通の感覚ですネ。
もう 30年も昔のことだが、東京から引き揚げて田舎に帰ってきたころ、
手持ち無沙汰に、パチンコに手を出した。
そしたら、なんと一万円近く、儲かってしまった。
そのあと一週間くらい後に、もう一度やったら、今度はカモられた。
それで、もうけが二千円ほど残っている段階で、切り上げて帰ってきた。
さて、サントリーの三世代目のアンちゃんが、ほどほどで切り上げられるのかどうか。
健全財政のトヨタが、ジョージ・ソロスなどとつるんで、金融博打にのめりこんだ。
これも、何十年も昔のこと。
だがその禍根の泥沼から、今も日本はぬけだせないでいる。
何千億円分の所有権を持った、金融のゴロツキが若い社長のまわりをウロウロする。こいつらの喰いブチは、株などの配当から出さねばならない。
そして面倒なことには、素人から見れば、ゴロツキがゴロツキの様には見えぬこと。だから綺麗な美人さんを見たならば、創価学会の回し者だとぐらいに、用心してかからねばならない。
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「日本を代表する企業の組織的犯行」
オリンパス元会長に有罪判決 東京地裁 【産経】
2013.7.3 13:50
オリンパスの巨額損失隠し事件の判決で、
東京地裁に入る前会長の菊川剛被告(中央)=3日
オリンパスの粉飾決算事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪に問われた元会長、菊川剛被告(72)らの判決公判が3日、東京地裁で開かれた。斉藤啓昭(ひろあき)裁判長は「日本を代表する企業の組織的犯行で、証券市場に対する国内外の信用を揺るがせた」として菊川被告に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。
同社元監査役、山田秀雄被告(68)は懲役3年、執行猶予5年(同懲役4年6月)、元副社長、森久志被告(56)は懲役2年6月、執行猶予4年(同懲役4年)の判決。会社は罰金7億円(同罰金10億円)とした。
3被告の弁護側は「倒産を回避し社員らを守るためやむを得なかった」などと主張したが、斉藤裁判長は「大企業の経営者は株主らの利益を特に考慮すべきで、企業犯罪が許されないのは当然」と指弾した。
さらに、「会社では少数の幹部に重要情報が集中し、取締役会や監査が形骸化していた」と指摘。同社の経営体質が犯行の背景にあったとして「厳しく非難されるべきだ」と述べた。
判決によると、菊川被告らはバブル崩壊などに伴い生じた金融資産の含み損について、損失を海外投資ファンドに移す「飛ばし」などの手法で簿外に処理。平成23年までの5年間の3月期決算で、純資産額をそれぞれ約416億〜1178億円水増しした有価証券報告書を提出した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130703/trl13070313520001-n1.htm
オリンパスは会社が設けたカネを、投資話につぎ込んで大穴をあけた。それを誤魔化して、外国の企業を実際の価格の、十倍以上の価格で買ったことにした。そして、サントリー食品インターナショナルの鳥井信宏社長は、外国で事業展開するために、自社株の売上(つまり経営権の一部を手放す=得体のしれない、ゴロツキが入ってくる)金で、外国の企業を買うのだという。
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サントリー食品上場、時価総額約9718億円 【産経】
2013.7.3 21:39
上場記念セレモニーで打鐘式に臨む、同社の鳥井信宏社長
=3日午後、中央区日本橋兜町の東京証券取引所
サントリーホールディングス(HD)の子会社で清涼飲料大手のサントリー食品インターナショナルが3日、東京証券取引所第1部に上場した。株価の初値は公開価格を20円上回る3120円。終値は3145円だった。発行済み株式数をかけた時価総額は約9718億円で、今年最大の新規上場になった。
時価総額は平成22年12月の大塚HDに次ぐ規模。サントリーHD全体の資金調達額は約3900億円にのぼり、このうちサントリー食品は約2900億円を国内外のM&A(企業の合併・買収)などに投じる。
サントリー食品は、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」が看板商品のサントリー酒類などと同じサントリーHD傘下で、缶コーヒー「ボス」や、緑茶飲料「伊右衛門」を扱う中核会社。上場後も、非上場のサントリーHDが、発行済み株式の約6割を保有する。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130703/biz13070321440034-n1.htm
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