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長閑には 死なじ

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 海ゆかば 伊藤久男

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  今年は先の戦争が始まって70年になります。この戦争における死者はおびただしい数に上り、戦後、こうした戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう、日本の人々は、真摯(しんし)に過去を学びつつ、戦後の厳しい困難に耐え、営々と国づくりに励み、今日の日本を築き上げました。戦争の記憶が薄れようとしている今日、皆が日本がたどった歴史を繰り返し学び、平和に思いを致すことは極めて重要なことと思います。 (※1)

 

 巻頭にお誕生日をお迎えになられた、天皇陛下のお言葉を一部掲げさせていただきました。東日本大震災の死者は、2万名あまりと関東大震災に次ぐ、大きな惨禍を日本にもたらしました。そして近代に於いて、何よりも大きな禍は、先の米欧との戦争でした。戦陣に散った吾らの将兵の数は、200万人と言われています。亦、大都市への敵の攻撃は、無差別な虐殺行為で、これを回避するために、わが先帝陛下は 「 終戦 」 を選択せざるを得ませんでした。100万名もの武器も隠れ場所ももたない、無辜の市民を殺す敵は、国際法上の軍隊ではなく、血に飢えた悪鬼以外の何ものでも無かった。これと戦えば、人類の文化をも棄却してしまうと先帝は危惧なさいました。

 無辜の国民をまるで、家畜を屠るように、いやそれ以上に惨たらしく殺したのが、アメリカの戦争指導者でした。そのアメリカは自国内にも悪魔の牙を剥いた。左近尉の見立てでは、アメリカの現職大統領も大虐殺に躊躇したために、暗殺されました。

 

           President Franklin D Roosevelt
President Franklin D Roosevelt

 

 お誕生日の良き日に、あるまじき事を記さねばなりません。

 戦争の惨禍を再び繰り返すことのないようにするには、われわれは敵の侵略を思いとどまられる、強さをもたねばならないのです。先の大戦での敗因は、「 武器の優位性とその圧倒的な量 」 とか宣伝されてきました。これは大いなる欺瞞で、これに騙されてはならないのです。敗因と言うとき、すでに敵の術中に嵌っています。昭和帝の詔は、『 終戦 』 のお言葉であり、けっして降参の意思表示ではありませんでした。

 『 ?州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ 』
 
 (神国日本の不滅を信じ、任務は重く道は遠いということを思い、持てる力のすべてを未来への建設に傾け)


 神州は不滅であると、 終戦の詔 (みことのり) の中で仰せのように、「 終戦 」 は干戈をひとまず置くことであり、敗戦では決してありません。そして日本はめざましい復興を遂げて、いまやその工業生産の力と内容に於いて、世界一の座を確立するに至っています。あれほど言われた、物量での不利は完全に克服してしまったのです。

 しかし報道のネットワークは、敵勢力に奪われたままです。

 この良き日をえらんで、股肱の臣下を絞首刑にした。


 この残虐と横暴は、永く日本の歴史に、記されて消えることはない。

 そしてアジア系外国人に支配された、日本国内のマスコミは是を、絶対に報道しない。

 

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  東電の西沢俊夫社長は記者会見で、値上げの申請を当然の如く語った。

 「電気事業法に基づく事業者の義務というか権利だ」

 管理能力の欠如から、福島第一原発の大事故を起こしてしまった。その犯罪的な無能者が、不当な値上げを 『 権利 』 などと言い放つ。左近尉はいまだかつて此の様な、無智で恥知らず、狼藉極まる言葉を聞いたためしがない。

 東電は倒産させるべき。

 大きすぎて潰せない。このようにタカを括っているのだろうが、それは大いなる間違いなのだ。大きすぎる戦後日本の重荷は、すこしづつ削って、最後には奇麗に清算してしまう。これが日本国民の総意だろう。年が明ければ東電管内で、東京都の独自発電事業計画のような、新たな計画が何本も発表されるだろう。

 

火力発電所を増設の 予算を組め
 火力発電所を増設の 予算を組め

 


 
   ことさらな 『 絆 』 の協調

  農地と海を奪って、東北にも滲出したい、欲望のあらわれ。


 非常時にあたって、強い連帯感を持ち、互いに助け合って困難を乗り越えんとする。これがわれらの陛下がお望みのことである。陛下は日本国民ぜんぶの心を心となさって、いつもわが天地の神々に祈りを捧げておられる。

 それが我をのみ言いつのり、被災者や東電事故の被害者の事を、明きらかに失念した物言いをする。東電の経営者は、おのれ等への信頼など、奇麗サッパリ事故で霧散したことを知らねばならない。それが 『 当然の権利 』 などと放言する、無知蒙昧は救いようがない。消費税を増税して、無恥なおのれ等の権益のみ、守らんとする。

 日本の経済停滞と、精神の荒廃をもたらしたのは、まさに東電の幹部のような、戦後レジームの飼い犬なのだ。悲しいかな。狗故に人の心が理解できない。ガツガツと餌を喰らい、無駄に吼える。

      安倍晋三


 戦後生まれた、人をヒトとも思わない、下らない輩が跋扈する下地には、この時代特有のシステムがある。

  GHQが構築した、アジア系外国人を使った、戦後日本を統治するシステム。

 この日本人を収奪するシステムが、戦後レジームである。

 今ではGHQを知らぬ日本人が多くなった。

  GHQとは、聯合国最高司令官(General Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers)の事である。日本国は大都市への絨毯爆撃と原爆投下で、『終戦』を余儀なくされた。そこへ乗り込んできた米穀軍隊が行ったのが、野蛮で乱暴極まる占領統治であった。電力は近代国家においては、無くてはならない必需品であった。これは石油などにより発電される。この石油を禁輸して日本を戦争に追い込んだのが、わが郷で米穀と呼ぶところの米欧に取り憑いた湯田菌だった。その湯田菌が日本の法と経済の原則を無視してデッチあげたのが、電力各社による 『 大衆収奪システム 』 であった。『 自由のため 』 の戦いは誤魔化しで、真っ赤な嘘だった。電力事業は完全な独占体制で行われている。

 石油や原始力燃料の輸出を通じての、あるいは過大な発電プラント事業を、ストローにした、『 徴税システム 』 が日本の戦後レジームによって、陵辱されたままの電気経済の悲しい現実なのだ。

 日本国の代理統治者。

 この飴の狗の認識があるからこそ、『 値上げの当然の権利 』 などと、馬鹿げた言の葉が口をつく。

     
      国が出来ないのなら 地方がかわって行う

 

  『 戦後レジーム 』 の実体論  (組織体制) として、折りにつけ次のような課題を究明してゆこうと思う。

  軍事 駐留米軍 間諜網は在日ヤクザ組織に拡がっている。
  法律  平和憲法 日本の再軍備を、きわめて有効に阻止する力
  経済 大企業  資金注入と株式上場報酬による、資金によるコントロール
  文化 自由主義    伝統社会秩序の破壊
  情報 在日朝鮮人 公開メディアと、フラクションとしての外国通信社

 

 見せかけの反乱をアッピールすることで、一般日本人の歓心を惹こうとする手管。柳の下の泥鰌、この三匹目が橋下徹の 『 大阪維新 』 とかいうインチキなのだ。

     橋下ブームは、行動心理学( Behaviorist psychology Behaviorism) に依拠した、大衆操作である。すでに小泉劇場と、民主党の政権交代デマ宣伝により、その効果は証明されている。

 橋下ブームなどは言葉による扇動であり、実物による報酬とは無関係なのを、被暗示拘束者に明示すれば、此の心理拘束は解除できる。橋下徹が大阪の政治権力を、二重に掌握しても、大阪の人たちの生活は変わらない。ローマ時代にコロセウムで、健闘士どおしとか猛獣とかを殺し合わせた。その大衆娯楽と何ら変わらない。子供だましの手妻遣い【てづまつかい】に乗せられれば、大阪痴呆政治は専制政治となり、小泉改革と同じように大阪市民は、税金と、なによりも大阪市の土地とか諸権利を奪われる。公共交通機関を私的に簒奪される。利便性の良い土地が、国際金融に奪われる。キツネの枯葉で、至玉の財産が盗まれる。それでも大阪大衆は、蛙の面に小便で何のことか判らない。

 石油化学コンビナートと巨大製鉄会社の作り出す、現代先進素材を用いた工業社会では、個人は一匹の蟻のように小さすぎる。そして自動化が進んだ日本では、ほとんどの日本人はその巨大工業システムを制御する仕事からは疎遠である。多くは末端の種々商品の販売流通に関わる、サービス分野に配置されるだけなのだ。

 このような小さな個人は、政治的には乾いた砂のように、まったく孤立している。

 経済的には無知で、自分の身の上に起きている、何ごとも理解できない。

 無慈悲な会社とその強欲な経営者の懐を肥やすために、消費税論議がキムチ・マスコミによって仕組まれている。この背景さえも、理解できていない。これが悲しい日本の政治状況なのだ。

 

 

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2011 12 23   天皇陛下が誕生日に寄せた「ご感想」全文 【朝日】 (※1)

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海ゆかば 伊藤久男(ステレオ) 海ゆかば 伊藤久男(ステレオ)

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アクセスの記録  2011.12.22(木)    4466  PV     603  IP      716 位  /  1665515ブログ

 

 
軍旗を胸に抱いて、後方支援

 明日は24日で、クリスマスの前夜祭である。この日に巣鴨プリズンから釈放された者がいる。岸信介である。彼はA級戦犯容疑者として逮捕されていたが、生きて拘置所を出ることができた。前日の、人でありながら、七面鳥のように、生け贄に供せられた、7名のことも聞かされたに違いない。1960年の安保改訂時には、総理大臣になっている。アメリカの戦争目的は、日本を自国領土となす事であったのか。フロンティアを西へと攻めたアメリカは、太平洋に至りハワイをも、フィリピンをも支配下におさめた。沖縄戦では、アメリカ軍も多大な損害を被っている。神風特攻機による攻撃は、30隻の米軍艦船を沈め、164隻を撃破した。アメリカ兵の損害も多く、5万人にものぼる死傷者をだしている。よくいわれることは、勝つとわかった戦争で、原爆を使ったということ。しかしアメリカは、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下がなければ、甚大な本土上陸作戦での損害にたえきれずに、ベトナム戦争の時と同じように、撤収せざるを得なかっただろう。

 

 

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