マレーシアの
利欲にまみれた政治を廃する。
そのために、高齢の元首相が
再び決起した。
マレーシア-シンガポール間
2018/5/28 19:51
【シンガポール=中野貴司】マレーシアのマハティール首相は28日、同国とシンガポールとの間を結ぶ高速鉄道計画を中止すると表明した。財政再建を優先するためで、今後シンガポール政府と中止に伴う違約金の条件などについて話し合う。1957年の独立以来初の政権交代の影響が、日中が受注を激しく競い合っていた大型案件にまで及ぶこととなった。
マハティール氏は28日の記者会見で、高速鉄道計画の中止について「これは最終的な決定だ」と明言した。「多額のお金がかかるだけで、利益にならない」と理由を説明し、5億リンギ(約140億円)にのぼる違約金の取り扱いなどを今後、シンガポール政府と話し合うと説明した。
高速鉄道計画はマレーシアの首都クアラルンプールとシンガポール間の約350キロメートルを90分で結ぶ構想。ナジブ前政権が推進し、総事業費は約200億シンガポールドル(約1兆6300億円)を超えると見込まれていた。2026年の開業目標に向け入札手続きも既に始まっており、日中や欧州勢などが車両や線路の建設を担う中核事業の落札を狙って、しのぎを削っていた。
マハティール氏は首相就任直後から、高速鉄道など前政権が計画していた大型のインフラ整備を見直す方針を示していた。さらに新政権の精査によって、国の債務額が従来の公表値を大幅に上回る1兆リンギ超に上ることが明らかになった。安定財源だった消費税の廃止を決めるなかで、歳出の削減が急務となり、高速鉄道計画の中止もやむを得ないと判断した。
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長期政権を担って、マレーシアの政治・経済に、多大に貢献した。
そのマハティール氏が、92歳の高齢をおして、再び政治の舞台に復帰した。高速鉄道計画が、高額な割にはマレーシアの利益に花にない。この判断は、マレーシア国民に支持された。膨大な投資をしての、社会インフラ整備が、国家の利益につながらない。ぶっちゃけた言い方だが。鉄道建設とか、輸送機器関連の企業には、カネになる。それから選挙で退陣した、前政権に連なる者たち。これらには、たぶん多大な、キックバックがあったのだろう。日本でも今は、田中政治の後継者は、ほぼ皆無になった。鉄道事業は民営化され、利益が出なければ、やってゆけなくなっている。また、別の見方をすれば、工事で潤うものと、その重い負担にあえぐもの。
多い財政出動を、消費税で賄ったり、国債を発行したり。
つまり、国民から搾り取る。あるいは、お金を印刷しすぎて、インフレになる。
最近では、日本国内のガソリン代が高騰している。このまえ、満タンにしたならば、1万円で足りなかった。
こうした、国民的な実感と、政権与党の政治家や、土建屋には大きな乖離がある。
とくに、MH 370 事故だか事件には、胡乱さがつきまとう。政治や経済の腐敗には、悲惨な事故??? とかも憑いてくる。
再び首相就任[編集]
2018年5月9日に2018年マレーシア下院議員選挙が投開票され、野党連合が過半数を獲得しマハティールが勝利宣言。建国以来初の政権交代となった[22]。自身もクダ州から立候補し当選、下院議員復帰を果たした。同月10日、国王ムハンマド5世から新政権の首相に任命され、15年ぶりに政府首班の地位に返り咲いた。年齢90代の人物が選挙で勝利し国家指導者に就任した例は世界でもほとんどないという[23]。
消費税は安定財源という面だけではなく名目GDPの一部門である個人消費に確実に悪影響を及ぼす側面も有しているので、もし消費増税が不況を呼ぶならその増税は中期的には国益に反する。よって減税が国家の税収増には効果的である。実際マレーシアで、電気製品や時計などについて消費税を完全に廃止したところ、マレーシアで買い物目当てで外国人の入国が増え、マレーシア国内で消費増となり企業収益の増加とそれによる法人税の税収増によってマレーシア政府の税収が増加した。また減税は企業活動の促進を助成し国を富ませることに貢献した。一方増税はそれとは逆の方向に国家経済をもっていきかねないので、税率制定には慎重であるべきだとし、経済のあらゆる部門へどのような影響を与えるか考慮する必要があるとする[26]。
政府による投資はGDPの重要な要素であり、財政出動での公共事業、なかでもインフラストラクチャーの整備は乗数が高く新産業育成や人・物・金の流動化を促すので経済成長に大きく貢献する。 (wikipedia)
国民など有権者に支持されない。
そうした政治家は、谷底に落ちるしかない。
マレーシアの現状も、複雑怪奇なものがある。
本日の投稿は、問題提起の段階で、回を追って深めてゆきたい。
とにかく、注目すべきは、マレーシアでは、『安定財源だった消費税の廃止を決めるなかで』 と記事に紹介されている。マレーシアの政治は、ルックイーストどころか、日本よりはるかに進んでいる。日本には、まともな政治家がいない。
それにしても、92歳で政権復帰とは、頭がさがる。 ポチっ とお願いします。
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