一円の価値が、紙ほどにも軽い。
しかし、明治4年に壱円金貨が作られたときには、1米ドルと同じ価値の通貨として造られている。
1円金貨の重量は1.66グラムで、90%が金、10%が銀でつくられていた。1円金貨の金含有量は1.5グラム。当時の1米ドルと同等の金含有であった。
つまり、1円は、1ドルであった。
それが、明治30年に金本位制度 が改訂されて、1円金貨の金含有量が、0.75グラムとなった。米ドルの金含有が 1.5グラムであったので、1円の価値が 0.5ドルに下落した。
そして米国の軍事侵略を許して、進駐軍が勝手気ままに日本の、紙幣印刷機をフル回転させた結果、1948年7月には1ドル=270円にまで、下がってしまった。
金の含有量を下げたり、紙幣制度に移行後には、紙幣を刷り散らかした。そして、米国が金融 「工学」 の守銭奴に乗っ取られてからは、ドルの価値が下がった。
徴税しなくとも、あるいは取りやすいところから、つまり金融業者が信用創造をして、その借り手である企業から、効率よく徴税する。こうして日本は、経済優先で、産業の近代化を進めてきた。
日本はアベノミクスで、日本円を刷り散らかしている。
ところが、現場にはなかなか現金が届かない。失業率は改善しつつあるが、賃金は上がらない。ならば、景気はなかなか良くならない。
これから先を書けば、小難しい話しになるので、それは 松が取れた頃からにしたい。
とにかく、昔は 円とドルとの価値は、イコールであった。
デフレと云えば、「悪いこと」 のような気分にさせられる。
しかし、1円が 1ドルと等価になる。
こう書けば、悪い気はしない。
わが郷は、ゆるい役人だとか、追米主義の小賢しい商人とは、一線を画したい。
自分が一生懸命はたらけば、貨幣のことはともあれ、其処に価値が生まれる。この当たり前の 「経済の大地」 の上で働いている。そういう自分たちと、政治家だとか海外貿易で、人を食っているモノたちとは、対立している。ならば、自分たちの価値観で、世の中を見直さねばならぬ。
戦後を終わらせる。
これが、わが郷・左近尉のねがい。
講和体制を否定できるか。
なんて云っても、ピンと来ない人がほとんどになってしまった。
時代は進む。
米国のトランプ大統領は、日本円は安さで米国市場を荒らしている。
大統領選中に、こう言っていた。
普通の日本人は、円が高いのが望みなのだ。 ポチっ とお願いします。
つまり、円安が良いとか、言っている者たちは、特殊なヒトたちなのだ。
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