企業が儲かるのは、
けっこうなこと。
とか、普通は思うわけで。
ところが、これを国民経済学 (ケインズ的な、基礎的な概括経済学) の観点から見れば、国民経済の縮小であり、憂うべき事態なのだ。
これを ほとんどの政治家が理解していない。反対に会社が儲かれば、国民全体も豊かになる。なんて、単純に考えている。国会議員の殆どが、簡単な会計簿記だって、わかんない。なのだろうと、左近尉は最近つくづく思わされている。
人件費を削って、研究費もケチる。
当然のこと、下請け業者に支払う、
原材料費も削減する。
こうしてはじめて、利益が計上できる。
つまり、
儲けを出すには、
労働者と
下の業者を
絞り上げる。
こう考えてくると、何だかマルクス共産主義の、『労働者の搾取』 どという、かび臭い言葉が脳裏をかすめる。それで、慶応とかで自由経済学を学んだ国会議員の先生は、「共産主義のイデオロギーに惑わされてはいけないのだ。」 などと、見当違いな自戒を思いつく。
大衆経済が主導する、現代の経済が発展するには、大衆の消費が増えねばならない。その為には 「生産性の向上に見合った賃金の上昇」 が必要なのだ。これと同じく、下請け業者への支払いも、品質の向上とかに見合った、増加が必要なのだ。これから、チョット面倒で、難解な事を書く。まあ、「そういうモノか」 とか、思ってくれれば良いことだ。スーパー・マーケットのチェーンは、自分の店舗にたくさんの品物が並べてある。ならば、自分でクーポン券を発行しても、だれもが文句を言える筋合いではない。
ところが、銀行は自分のものとして、商品とかサービスのストックがあるわけでは無い。というか、ナ~ンにもない。銀行には、実経済に貢献する 「商品」 なんぞは、ひとかけらもない。なのに、銀行は、「通貨を印刷=信用創造」 して、それを事業者に貸し付ける。預金者から預かった、お金を貸すだけではなく、その何倍も貸し付けることができる。つまり、こうしてどんどん信用創造をすると、市場にカネが溢れて好景気となる。それで経営者は、その気になって、もっと銀行からお金を借りる。
ここから先には、落とし穴がまっている。
狡猾な金融屋の目的は、景気を悪くして、カネの借り手から土地などの実物を取り上げることだ。
なので、
およそ 20年を契機として
経済の好不況を循環させる。
『構造改革』 とは、自民党の好きな言葉だ。
賃金と業者への支払いを、できるかぎり少なくする。
ゴン太朗は儲かるが、社員はリストラで、増えるのは低賃金で過酷な労働の、派遣とか契約社員ばかり。
消費税・事業税
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そのうえ、消費税まで上げられては、大衆経済がこわれてしまう。
上場企業の経常利益 2.0%増
=今期見通し、最高益も視野-時事通信集計
上場企業の2015年3月期の連結業績は、円安が寄与して全体で売上高が3.3%増、経常利益が 2.0%増と増収増益の見通しであることが時事通信社の集計で6日、分かった。原油安により石油など一部業種で巨額の損失が発生しているが、増益は維持され、08年3月期以来の最高益更新も視野に入りそうだ。(2015/02/06-19:10)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201502/2015020600888&g=eco
ゴン太朗とかのケーエイ者はもうかる。
社員の待遇は不安定化が、いっそう進められる。
特定技能の技術者などは、残業代を削られる。というか、不払いにさせられそう。
これでは、新しい技術など生まれない。
日本経済を破壊した。
そして、金融は枯れ葉のカネで、実物の多くを 手に入れた。
かんぽの宿の何十倍、いや何百倍もの担保が売り飛ばされて、現金にかえられた。
構造改革とは、金融屋が不当に儲けて、
日本経済が破壊される、未曾有の悪政である。
その国賊から後継指名されたのが、
わが 安倍晋三氏である。
ここまで、お温習いをしてくると、左近尉もお腹が痛くなる。
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