保守と革新などと言う分類が、はたして有効なのか。
この疑問はネットから湧き上がりつつある。
右翼は経営サイドに沿った政治行動をとる者たちに与えられた名前で、左翼とは自由経済そのものを脅かす革命勢力だ、なんぞと信じられてきた。
ソ連が崩壊して久しい。
支那の「共産主義」も変質して、今ではGDPに於いて日本のそれを追い越したと、さかんに宣伝している。戦後経済の成長期にあっては、日本の場合、一般社員がなりあがって役員になり、ついには功なりて社長にもなれた。ところが、1980年代あたりから様子が変わってきた。たとえばソニーで云えば、井深大や盛田昭夫が社業からはなれて、経済界の重鎮になって、会社の仕事が第二世代に代わってから、ソニーはSONYへと変質した。
日本企業は経営者だけのものではない。社員がいて取引先の、いくつかの会社がある。そして何よりも、顧客があって会社組織は生かされている。田に苗を植えて、米を育てる。これはもうける為ではなく、当たり前のことだが、みんなが腹いっぱい食えるようにするためだ。
ところが西欧の会社の概念は、
「海賊行為」と言い切ってしまえば、
かなり過激な表現となる。
しかし、これが正鵠を得ている。
最近のことでは、怪しげな機能満載の、「スマートフォン」 なる携帯電話を売り出す。
これは、識者ならば知ってのとおり、アチラ制の OS (オペレーション・システム) が組み込まれていて、様々な情報がダダ漏れで盗まれる。これが民主党政権時に、一斉に解禁されて、怒涛のごとくテレビに新聞に、その他さまざまなメディアで宣伝されまくった。つまり大海賊船団が、日本とかアメリカなどの一般人の、脳みそに憑りついで脳みそを呪縛して、麻痺させて売りつけた。これで、サムスンなどは大儲け。このお宝を、今度は米国に拠点を於く、大盗人のアップルなどが、因縁をつけてかすめ取った。
子供だましの見てくれだけのガラクタを、売り上げて儲ければ其れでお終い。
海賊行為の 一巻の終わり。
一般消費者はうぶなもので、携帯を使えばその中にある、個人情報が自動的に「海賊ども」にダダ漏れする。このような機能は、普通は日本の場合、規制されて付けることが出来ない。しかし米欧は海賊どもに都合がよく運営されていて、一般人を防御する規制は、次々と壊されてきた。たとえば銀行は一般顧客に、株とか商品相場に誘い込むなんてぇことは、絶対に厳禁であった。それを小泉時代に、撤廃してしまった。それで経済の現場へ流れていた一般人のもっている余剰資金が、非生産的な金融博打の賭博場へと流れを変えてしまった。わが郷の以前からの読者諸氏におかれては、毎度の意見開陳で 「またか」 とお思いなのだろうが、この部分が一番肝心なところ。
株式相場の株を選ぶ指標は、その会社がどれほど儲かって、配当を出せるかにある。
これ、言い方を変えれば、身も蓋もないのだが、
顧客をだまして、どれだけ高く売り抜けるかにある。
なのでたとえば松下電器改め、パナソニックは、10年も壊れない製品を作るのをやめて、2〜3年で壊れて買い換えねばならない製品作りに転換した。たとえばガラパゴス携帯などを器用に使いこなす、日本人の消費者を馬鹿にしてはいけない。阿呆、馬鹿マヌケの経営者たちは、憑りついだコンサルタントとか言うダニどもに、反対に馬鹿にされて、今では一番大切な利益も出ない、米国などの巨大金融に、SONYなどの間接支配の木偶人形をかまされて、カネの奴隷に落としこまれてしまった。
ソ連が崩壊させられる、その十何年も前から、
米欧の次の攻撃すべき敵、
つまり ターゲット は、
なんと、日本と定められていた。
なので、保守派を自称している、単なる雨ポチの「思想家」の方々は、
今の日本を救う処方箋が判らない。
(そりゃそうだ、単なる軍事情報の、US-2だって知らなくて、へんてこりんなオスプレイなんぞを、マンセーしているようじゃ、日本の突出した工業技術が理解できない。)
それで、日本国の産業を解体して、売りとばす。あるいはスクラップにして、鉄くずやに売りとばす。この作業につけられた美称が「構造改革」だと理解できない。ソ連が崩壊したその後も、日本の敵は「共産主義勢力だ」などと信じている訳で。そもそも日本国内に跋扈していた、左翼勢力などと言うものは、その実態は社民党に代表されるように、朝鮮半島出自の一部の者たちの特権を維持するためのモノ。一般の日本人をだまして、右と左でのチャンチャンバラバラの茶番劇。その一方が社民とか日本共産党。そして自民党が伝統右翼と云うことになっていた。
日本国経済の血管に詰まったアテローム
アベノミクスの限界と言えば、
金融緩和が今までになく、大きなものでも、
そこで生まれた資金が、経済の現場へと流れない。
たとえば自衛隊には、背広組というのがあって、日本の自衛隊が戦うことを制御していた。経済の世界にも、この 「背広組」 みたいなものがあって、たとえばオリンパスの旧経営陣とか、パナソニックの経営陣のように、「構造改革」の向精神薬劇物で、おつむりがクルクルパーにさせられていた。
たとえばオリンパスは、稼ぎ頭の内視鏡。この技術がファイバーを重ねたものから、CCDカメラ素子の高品質化へと流れが変わってきた。これの研究開発に投資するべきカネを、キムチ族の経営者たちは、海外の投資へとカネを蕩尽してしまった。そして、これに懲りずに、今の日本経済の 「背広組」 たちは、相も変わらずに「経済のパチンコ」つまり、金融投資に狂っている。
戦後経済は進駐軍によって、主だった企業の上層には、半島系などの成りすましニホンジンが据えられた。それでも此の間諜経営者たちは、日本人の凄い所を戦中に見てきた訳で。それが二世代、三世代にもなれば、「戦争を知らない、お馬鹿たち」に、経済界の間接統治のトップ層が入れ替わってしまった。
日本のこれからの、本当の構造改革では、これらのお馬鹿で金融博打狂いの、キムチ族の首をひとつ、二つと刈り取っていく作業が待っている。
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